見出し画像

2017年に実現してほしいと切望するサービス5選

前回の『2016年に使いはじめて「これがない世界に後戻りできない」と思えたサービス5選』の続きです。

よく識者の方や、ベンチャーキャピタルの方が「来年はこれが流行る」といった未来予測をされることがありますが、残念ながら大抵そういった予測は外れることが多いのが現実だと思います。

残念ながら私も未来予測ができる気は全くしません(笑)

その代わり個人的にこういうサービスがあったらいいな、こういうサービスが実現してほしいな、というものを5つ挙げてみたいと思います。

この中のいくつかは既に存在するサービスで、私が利用していないだけのもありますが、そう言った場合は、「なぜ2017年というタイミングでそのサービスを使い始めたいのか」ということを書いてみたいと思います。


第5位: テレビのインターネット化(ケーブルテレビ解約)

第5位は「ケーブルテレビを解約する」というものです。

アメリカでは日本と違って多くのテレビが有料で、ケーブルテレビなどのサービスに加入してお金を払ってテレビを見ています。

特にシリコンバレーのような田舎ではケーブル会社の選択肢があまりなく、料金が非常に高くなっていて、我が家の場合はインターネットとケーブルテレビを合わせて月に200ドル支払っています。

ところが私は忙しくて実際にテレビを見ることはほとんどありません。とはいえ、テレビが全く見えなくなってもいいかと言われるとそれはそれで困る場合もあります。

アメリカでは、「cord-cutter」(コードカッター=ケーブルテレビのコードを切る。つまり解約させる。)と呼ばれる、ケーブルテレビをインターネット経由で配信し、リビングルームのテレビで見れるようにするサービスがいくつか始まっています。

例えば Playstation Vueというサービスがあります。

これはソニーが提供するサービスで、プレイステーションや、iPhone、iPad、Amazon Fire TV、Fire TV Stick、Google Chromecastの等のデバイスを使ってネット経由でケーブルテレビでしか見られなかったテレビ番組が見れるようになる新しいサービスです。

参考:「プレイステーション ヴュー」全米にサービスを拡大、29.99USドルから視聴可能(2016/3/15)

他にはSling TVというサービスもあり、こちらも同じくケーブルテレビでしか見れなかったテレビがインターネット経由で見れるというサービスです。

参考:米DISH、月額20ドルのテレビ配信サービス (日経新聞 IT Pro/2015/1/6)

昨年の今頃はこれらのサービスがほとんど存在しないか、あるいは存在してもあまり多くのケーブルテレビのチャンネルをカバーしていなかったため、ケーブルテレビを解約するというのはあまり現実的ではありませんでした。

しかし、この一年でチャンネルのカバレッジが非常に上がったため、我が家でも来年こそはケーブルテレビを解約し、インターネットの契約だけにして全てをインターネット経由で見れるようにしたいと思っています。


第4位: 身の回りを全部USB-C化

第4位は身の回りの全てを「USB-C」にするという話です。

現在、iPhoneはlightningケーブル、古いUSB機器は従来のUSB、新しいデバイスはUSB-C、という具合に家庭内で3つの規格が混在しており、ケーブル周りが地獄模様になっています(笑)

参考:USB-Cとは(サンワサプライの説明がわかりやすいです)

2016年に発売されたMacBook proと、UltraFine display 5Kを購入しました。 

これらのデバイスはUSB-C以外の端子が一切ありません。充電も給電もデータ転送もすべてUSB-C経由です。

これにより少なくてもPC周りは全てUSB-Cになりましたので、これから出来る限りすべてのものをUSB-Cに統一していきたいと思います。

私が一番最初に出会ったUSB-C対応のデバイスは、Nexus 6Pというスマートフォンでした。

USB-Cは上下・左右対称の端子で、充電も非常に早いため、これからはこのUSB-Cに世の中が寄って行くんだろうなと強く感じた次第です。

参考:USBの新規格Type-C:USB Type-Cは今後、主流になるか? PC・スマホも続々登場(日経BPnet 2016/05/18)


第3位: メッセンジャー・チャットボットでのカスタマーサービス

第3位は「メッセンジャー・チャットボットでのカスタマーサービス」がもっと増えて欲しいなあという件です。

もともとアメリカの電話でのコールセンターとのやり取りは悲劇になる場合が多く、第一に電話をかけても非常に長い時間待たされる。第二にコールセンターの権限がないために、実質ほとんど何も解決できない場合が多い。
などなどユーザー体験として決して優れたものではありませんでした。

ここ数年の間、色々なものがオンライン化され電話をかける機会が減ってきていると思います。

例えば2016年に一番便利だなと感じたのは、病院の医師とのやりとりが全てオンラインのメッセージで出来るというものです。

電話をかけなくてもメッセージでやりとりできるというのは非常に便利で、実際に会った際に医師に聞いてみたところ、彼らにとっても電話をでやり取りするよりも非常に便利だということを言っていました。

もう一つの例では、レストランの予約をする際にオンライン予約に対応していないレストランの場合は、いちいち電話でやり取りをするわけですが、予約日の前日に確認の電話をかけてくるレストランもあります。

この「確認の電話をかける」という手間もレストランから見れば非常に大きなコストのはずで、受け手である我々からしてみても、いちいち電話を受けなければいけないので、これもコストなわけです。

例えばこういった定型のやり取りが、もしメッセンジャー等でできれば非常にお互いハッピーになるんじゃないかなと思っています。

ただ残念ながらこれらのシステムはまだまだ使い勝手がいいとは言い切れません。

これらのあらゆる身の回りのメッセージングシステムをFacebook形のメッセンジャープラットフォーム上に持ってくるとより便利になるなと痛感している次第です。


第2位: 自動運転(機能付きの電気自動車)

第2位は「自動運転」です。

2017年中に実現するのはまだ難しいかもしれませんが、個人的には是非とも早期に実現してほしいサービスの一つです。

(テスラの今のペースの改善スピードを見る限り、もしかすると2017年中に何か起こるかもしれないと思ってします。)

ちなみに個人的には電気自動車かどうかよりも、自動運転に興味があります。

日本の生活とアメリカに来てからを比べて一番無駄な時間だなと思うのが運転時間です。

日本では電車で通勤していたので、電車の中で本を読んだり、音楽を聴いたり、調べ物をしたりすることができましたが、運転してる間はそれが全く何もできません。

例えば片道30分の通勤でも毎日1時間。月に20時間。年にすると240時間。これは、まる10日間分の時間を無駄に過ごしていうことになります。

時間の無駄以外に事故のリスクを考えることもよくあります。

例えば片道4時間程度の比較的長いドライブをする際、いつか事故をするんじゃないかと異常に不安になることがあります。

おそらく私が自分で運転するよりも、自動運転で運転してくれた方が事故のリスクは低いだろうなとも感じています。

運転に関わる時間コストと事故のリスク。この2つを下げるためにも自動運転はいち早く実現して欲しいなと思います。


第1位: ランドロイド (全自動衣類折りたたみ機)

第1位は、全自動衣類折りたたみ機の「ランドロイド」です。

これはまずビデオ見ていただいた方が早いのでビデオ見てください。

セブンドリーマーズのCEATEC2016 デモンストレーション動画(2016/10/4)

何のことありません。単純に洗濯物を機械が畳んでくれるというそれだけです。

小さい子供がいる家庭の場合、少なくても1週間あたり1時間は洗濯物をたたむ時間に費やしているのではないでしょうか?

1週間に1時間ということは、年53時間もの時間を「洗濯物をたたむ」という行為に費やしていることになります。

この洗濯という一連の作業は、特に小さい子供がいる家庭など高い頻度で行わなければならない場合、アウトソースするのが非常に難しいという欠点があります。

もしこの洗濯物をたたむという行為が機械でできるのであれば、我が家は喜んでこの機械を買いたいと思います。

このランドロイドを開発している会社さんにお願いして、アメリカで発売される場合のシリアルナンバー2を仮予約してあります。
早くこれが発売されることを心から心待ちにしています。

日本では、現在ランドロイドゼロプロジェクトとして限定100台の予約を受け付けているようです。1台250万円ですが、ご興味のある方はぜひ。


以上が私が「2017年に実現してほしいと切望するサービス5選」でした。

みなさんの実現してほしいサービスもたくさん実現される1年になると良いですね。

2016の振り返りは『2016年に使いはじめて「これがない世界に後戻りできない」と思えたサービス5選』をどうぞ。


(表紙画像: http://theolympiantimes.com/2016/03/new-classes-added-to-2016-2017-school-year/)


----------------------------

1ヶ月あたり4〜8本の有料ノートが追加される予定の「有料マガジン」もあります。是非ご覧ください。

気に入ってくださった方は、↓から「スキ」「フォロー」してください!

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

ツイッターで決算に関する情報を発信しています。ぜひフォローしてください!