
【決算1分解説】キヤノンはメディカル事業で1,651億円の減損損失を計上し、純利益がYoY-39.5%で4年ぶりの減益
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この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
2025年1月30日、キヤノン株式会社が2024年12月期決算を発表しました。
私たちにとってキヤノンと言えばカメラが馴染み深いかもしれません。しかしその一方でキヤノンは、カメラで培った光学技術を応用し、コピー機や半導体製造装置を開発しています。
そして2016年には東芝メディカルシステムズ(現:キヤノンメディカルシステムズ)を買収し、医療事業にも参入しました。しかし、今期の決算では、その医療事業で減損損失を計上し、これが4年ぶりの減益の主要因になってしまったようです。
本記事ではキヤノンの最新決算をいくつかのポイントに絞って解説していきます。
キヤノンとは?
1933年に高級小型写真機の研究を目的とする精機光学研究所が開設され、1937年に株式会社を創業したのがキヤノンの始まりです。
創業してから約30年はカメラ・レンズを製造していましたが、1960年代からコピー機を始めとする事務用機器の製造にも着手するようになりました。
また、2016年には東芝メディカルシステムズを買収し、キヤノンの光学技術がCTやMRIを始めとする医療機器にも活用されるようになったのです。
キヤノン 2024年12月期決算(2024年1月〜12月)

2024年12月期(2024年1月〜12月)のキヤノンの決算を見ると、売上高はYoY+7.9%の4.5兆円となり増収となりました。一方で営業利益に関しては、減損損失を含まない場合はYoY+18.5%の4,449億円ですが、含める場合はYoY-25.5%の2,798億円で減益となります。
これに伴い、純利益はYoY-39.5%の1,600億円となり、4年ぶりの減益となりました。
この記事は、キヤノン製品を利用している方、カメラが好きな方、光学技術の動向に興味がある方に最適な内容になっています。
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・メディカル事業で減損損失1,651億円を計上
・最大〇〇億円の自社株買いを実施
・メディカル事業以外は堅調か?
・まとめ