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電子書籍流通最大手のメディアドゥも着手するNFTと相性が良いコンテンツとは?

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


売上の伸びに対して営業利益が大きく伸びた理由

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ーー(Asako)皆さん、こんにちは。今回は、メディアドゥの2020年度通期決算書をシバタさんに解説していただこうと思います。シバタさん、よろしくお願いします。

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ーーメディアドゥは「電子書籍取次最大手」ということで、電子書籍流通事業を主力とする会社です。具体的には、1.出版社との取引・契約の仲介、2.出版社・著者への売上を分配、3.配信システムの運営、4.出版社・電子書店と連携した割引・無料などの様々なキャンペーンの実施、という4つの機能を提供しています。

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ーー2020年度通期の売上は835億円(前年同期比+27%)、営業利益が26.6億円(前年同期比+44%)となっています。売上構成比は98.6%が電子書籍流通事業です。

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ーー四半期の推移を見ると、第3四半期と第4四半期に大きく追加投資しているようです。前年同期比で売上の伸びに対して営業利益が大きく伸びた要因について解説していただきたいです。

(シバタナオキ)コロナ禍でみんなが外に出なくなったため、業界として電子書籍の売上が増えたというのが1つあると思います。

メディアドゥのビジネスモデルとして、電子書籍は実際の本と違ってデジタルデータですので、そもそも原価が掛かりません。売上が伸びるとその分利益に直結しやすいと思います。そのため、多少投資しても十分それを補ってさらに増えるぐらいの利益が出やすいビジネスモデルになっていることが要因だと思います。


NFTとは何なのか?また、その特徴とは?

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ーー続いて、成長戦略に関してNFT(Non-Fungible Token)が強く押し出されているのが印象的でした。NFTとはそもそも何なのか、またNFTの特徴について解説してください。

NFTは、偽造ができない鑑定書つき、かつ所有者が誰かはっきりしているデジタルデータのことです。

分かりやすく言うと、例えば電子書籍とかアイドルとか芸能人の写真でもいいですが、デジタルデータだと簡単にコピーできてしまい、コピーできることによって価値が減るものは当然たくさんあると思います。それをブロックチェーンで所有者を明確にして、かつ偽造できないようにして配ることができる点がポイントです。


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・NFTを用いることで出てくるアイデアや課題リスクは?
・出版業界のDX化で注目すべき取り組みとは?
・電子流通事業以外のところで成長が期待できそうなセグメントは?
・メディアドゥのPSRがあまり高くない要因は?
・まとめ

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