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Q. Uberの今後の伸びしろはどこにあるのか?

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Q. Uberの今後の伸びしろはどこにあるのか?

A. Uber Eatsです。成長率はYoY+108%と前年の2倍以上のペースで成長しています。
一方で、ライドシェアセグメントはYoY+22%と伸びが落ち着いてきています。

Uberが今年5月に上場してから初めての決算が発表されたので、今日は詳しく見ていきたいと思います。

ちなみにUberの決算資料はとてもシンプルです。必要最低限のKPIが開示されており、とても読みやすい決算資料だと思います。

Uber Reports First Quarter 2019 Results(2019/5/30)

Uber Technologies, Inc. Q1 2019 Earnings


取扱高・売上・EBITDA

ますはじめに、取扱高、売上、EBITDAを見ていきましょう。

取扱高は$14.5B(約1兆4,500億円)で、YoY+41%と成長しています。こちらのグラフを見れば分かる通り、ライドシェア事業は前四半期から大きく伸びていませんが、Uber Eats事業は拡大していることがわかります。

売上は四半期当たり$2.6B(約2,600億円)で、YoY+14%になっています。

取扱高の伸びに対して売上の伸びが追いついていないのは、おそらくライドシェア事業もUber Eats事業も両事業共に一部の地域でキャンペーン等を実施し、テイクレートを一時的に下げてでも、市場シェアの拡大を狙う戦略を取っているためだと考えられます。

EBITDAは$-869M(約▲869億円)と、前年同期比でも、前四半期と比べてもマイナスが拡大していることがわかります。


主なKPIの推移

続いて主なKPIの推移も見ておきましょう。

アクティブな利用者数は、四半期あたり9,300万人となっており、こちらはYoY+2,300万人と大きく伸びていることがわかります。

四半期あたりの乗車回数は前年同期の11億3,600万回から、今四半期は15億5,000万回と大きく伸びています。

一方で、乗客あたりの月間乗車回数は過去1年の間、5.5回から変化しておらず、伸び悩んでいることが分かります。

以上のKPIから、利用者数は伸びているものの、利用者あたりの乗車回数が頭打ちになっているということが読み取れます。

以下では、Uberのユニットエコノミクスをもう少し詳しく見ます。さらにセグメント別や地域別の成長率も見ていきます。

この記事は、シェアリングエコノミー関連の事業に携わっている方、マーケットプレイス型のビジネスに関心がある方、フードデリバリー系のサービスに携わっている方に役立つ内容となっています。


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