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AbemaTVへの年間200億円の投資が無理筋なんかじゃないことを説明しよう

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日本でも2017年10月~12月期の決算が発表される時期になりました。

以前も書きましたが、日本のネット企業でもっとも決算開示が早いのはサイバーエージェントです。

今日の記事ではサイバーエージェントの新規事業であるAbemaTVに関して詳しく取り上げたいと思います。
*サイバーエージェント 2018年9月期第1四半期 決算説明会資料

昨年10月の決算発表の際に、AbemaTVに年間200億円もの巨額の投資をするという宣言が出され、それに関して無謀な挑戦だという人もいましたが、今回の決算をNetflixの決算と比較することで、それほど無謀ではないように見えるという話を詳しく書きたいと思います。


AbemaTVの現状

まずはAbemaTVの現状を詳しく見ていきたいと思います。

AbemaTVのアプリのダウンロード数は開局から1年9ヶ月で累計で2,600万ダウンロードに到達しました。

月間アクティブユーザー数(MAU)は1,000万を突破し、週間アクティブユーザー数(WAU)は500万を超えてきています。

メディア事業全体の売上を見ると、これまで横ばいだったものが右肩上がりで増えてきています。

メディア事業のうちAbemaTVの売上を直接開示しているわけではありませんが、おそらくかなり高い確率でAbemaTVも売上が立ち始めているのだと考えるのが自然だと思います。

そこで今回はAbemaTVの売上を推計し、そこから1ユーザーあたりの売上と1ユーザーあたりの獲得コストを計算して、ユニットエコノミクスを分析してみたいと思います。

さらにNetflixのユニットエコノミクスと比較することで、AbemaTVの状況をさらに詳しく説明します。

この記事は動画ストリーミングサービスやコンテンツビジネスに興味がある方、ユニットエコノミクスの計算方法を復習したい方に読んでいただければ、得るものがあるのではないかと思います。


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・AbemaTVの1ユーザーあたりの売上を推計してみる
・AbemaTVの1ユーザー獲得コスト
・Netflixとの比較
・AbemaTVの今後の方向性

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