スペースマーケット

Q. 新規IPOのスペースマーケットや会議室レンタルTKPのテイククレートは?

新着記事を(無料で)Facebookメッセンジャー・LINEへお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookメッセンジャー: https://m.me/irnote
LINE: https://line.me/R/ti/p/%40pap3801g


----------------------------

A. スペースマーケット33.7%(テイクレート)、TKP38.6%(粗利率)

この記事はスギヘイさんとの共同制作です。

今日は、12月20日に新規上場(IPO)した、レンタルスペースのスペースマーケットについて見ていきたいと思います。

スペースマーケットは、マンションや会議室の空室など、遊休不動産の貸し借りのプラットフォームを運営しています。

遊休スペースを持つ人が、オフィスやマンションの1室を1時間単位で貸し出すことが可能で、打合せやパーティーで数時間利用したい人に人気のプラットフォームサービスです。

同様のビジネスモデルとして、貸し会議室などを運営するTKPと比較しながら、両社のビジネスモデルや戦略についても解説していきます。


TKPとスペースマーケットのビジネスモデルの違い

まずはスペースマーケットのビジネスモデルを見ていきます。

新規上場申請のための有価証券報告書(Iの部)

画像1

ゲストが部屋を使用する人、ホストが部屋を提供する人です。

ホストが空いているスペース(オフィスの1部屋)をプラットフォームに登録すると、それを利用したゲストがプラットフォームから申込をして予約、利用をします。利用後にゲストは利用料金を支払い、手数料を引いた金額がホストに入金される流れになっています。

プラットフォーム型のビジネスであるため、スペースマーケットの売上に計上されるのはホストとゲストからの手数料となります。

画像2

スペースマーケットの売上=ホストからの手数料(スペース料金×30%)+ゲストからの手数料(スペース料金×5%)

IPO資料によると、直近の2018年12月期では、スペースマーケットの所属セグメントであるプラットフォーム事業の売上は412百万円で、YoY+254%と急成長しています。

画像3

尚、法人向けソリューションというセグメントがありますが、こちらはスペースマーケットで貸し出されているスペースを使い、イベントの企画やプロデュースから当日の運営までをワンストップで支援する、イベント支援のサービスになっています。

次に、スペースマーケットのテイクレートを確認していきます。

画像4

GMV(Gross Merchandise Value:総流通額)は、ゲストの利用料金を集計したもので、このGMVが取扱高となります。

GMV=利用スペース数×スペースあたりGMV

スペースマーケットの売上は、ホストからの手数料(スペース料金×30%)+ゲストからの手数料(スペース料金×5%)でしたので、売上=利用料金の総額(GMV)×手数料(スペース料金×35%)となります。

GMVの推移は以下の通りです。

画像5

スペースマーケットのテイクレート(売上/GMV)を算出すると、2017年12月期:75.8%、2018年12月期:41.7%、2019年12月期3Q累計:33.7%と推移しています。

画像6

またセグメント別では、プラットフォーム事業と法人ソリューション事業で売上が記載されています。2017年は売上に占める法人ソリューション事業の割合が高かったことが、全体のテイクレートを押し上げたものと考えられます。ちなみにプラットフォーム事業の売上のみでテイクレートを算出してみると、30%前後で推移しており、上で見てきた手数料と同水準になっています。


TKPのビジネスモデル

次にTKPのビジネスモデルを見ていきたいと思います。

2020年2月期~2022年2月期 中期経営計画 説明資料

TKPは、ビルやテナントの所有者から年間契約で借り、それを時間単位で顧客に貸しています。つまり部屋を大量に仕入れて、時間単位や日割り単位で販売するビジネスモデルと考えることができます。

画像7

TKPでは、利用者が支払った金額がTKPの売上となります。

TKPは物件を大量に仕入れ、1日単位で販売していることになるため、売上高=GMVとなります。

スペースマーケットと比較すると、例えば、利用料金が100とするとTKPの売上が100に対して、スペースマーケットは売上35=100(GMV)×35%となります。

以下では、スペースマーケットとTKPの利益率の比較や、両社のKPIや今後の戦略などを説明していきます。

この記事は、シェアリングエコノミービジネスに関心がある方、マーケットプレイスビジネスを担当されている方、または会議室の運営や遊休スペースの貸出しに興味がある方などに最適な内容になっています。


----------------------------

ここから先は、有料コンテンツになります。このノート単品を500円、あるいは、月額1000円のマガジンをご購入ください。有料マガジンは、1ヶ月あたり4本程度の有料ノートが追加される予定です。

マガジンは初月無料です。月末までに解約すれば費用はかかりません。購読開始した月以降の有料記事が読めるため、月末に購読開始しても不利にはなりません。

有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。

・スペースマーケットとTKPの利益率比較
・スペースマーケットとTKPのポジショニング
・スペースマーケットとTKPの戦略と重要KPI
・主要KPIまとめ

----------------------------

この続きをみるには

この続き: 3,290文字 / 画像9枚
記事を購入する

Q. 新規IPOのスペースマーケットや会議室レンタルTKPのテイククレートは?

決算が読めるようになるノート

500円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポートいただくよりも、Amazonで本のレビューを書いていただける方が助かります。↑のリンクより是非レビューをお願いします!

嬉しいです!(文末にある)LINEの友達申請もお願いします!
29
アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。