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Abema TVの25倍ものコンテンツ投資が実り始めたネットフリックス

今日のnoteは2016年10月から12月期のネットフリックスの決算を見ていきたいと思います。

■参考:2016年第4四半期 ネットフリックス株主通信 (2017年1月18日発表)

動画のストリーミングサービスはAmazonの参入などで異常に競争が激しくなっており、ネットフリックスの成長スピードに対する疑問の声も以前は上がっていました。

そんなネットフリックスですが、この四半期は非常に好調な決算を迎えることができました。

四半期ベースでは有料会員の増加数が過去最高という決算です。

全体の売上は$2.35B(約2,350億円)、限界利益(売上−変動費)が$470M(約470億円) となっています。

アメリカでは190万人の新規有料会員を獲得し、四半期の売上が$1.4B(約1,400億円)、限界利益が$536M(約536億円)、限界利益率が38.2%となりました。

米国以外のグローバルでは510万人の新規有料会員を獲得し、四半期の売上が$948M(約948億円)、限界利益が$67M(約67億円)の赤字でした。

四半期ベースで約700万人もの有料会員を獲得しているという、非常に早いペースでの成長が続いています。


オリジナルコンテンツへの積極的な投資が成長を牽引

ネットフリックスは過去数年間オリジナルコンテンツへ非常に積極的に投資をしてきました。

2016年は年間$5B(約5,000億円)もの投資をしました。 1年間にこれだけの金額をコンテンツ製作に投資をできる会社はグローバルに見てもあまりないでしょう。

参考までに日本で最もコンテンツ製作に投資をしていると思われるAbemaTVでさえ、年間200億円の投資と言われていますので、ネットフリックスはAbemaTVの25倍もの金額をコンテンツ製作に投資していることになり、ネットフリックスの投資額がいかに大きいか、ご理解いただけると思います。


ローカルコンテンツも成長へ寄与

ここで言うローカルというのは各国ごとのコンテンツのことです。

例えば日本ではフジテレビの「テラスハウス」をいち早く買い付けたり、吉本興業と又吉直樹さんの芥川賞受賞作の「火花」のドラマを共同製作したり、NHKと歴史ドラマの共同製作も発表されているなど、各国のローカルに根ざしたコンテンツにも積極的に投資をしています。

決算の中で触れられていたのは、英語圏以外で例えばブラジルでは「3%」というネットフリックスがブラジルで製作したオリジナル作品が非常に大きなヒットをしたと言及されています。

ネットフリックスによるオリジナルコンテンツがアメリカでどの程度人気なのか、というのは日本にいる皆さんにはピンとこないかもしれませんので、少しデータを用いて具体的なテレビ番組名をあげながら紹介していきたいと思います。


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