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コロナウイルスで伸びる業界・落ち込む業界


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今日の記事では、コロナウイルス関連の自粛や自宅待機によって、どのような業界がプラス、そしてマイナスの影響を受けるのか、というのを考察していきたいと思います。

アメリカでは、ニューヨーク州やカリフォルニア州を中心として、SHELTER in PLACE と呼ばれる自宅待機命令が発令されています。

原則として本当に必要がある場合を除いて、学校にも会社にも行けないというのがこの命令の内容になりますが、このような状態になると、当然ですが多くのビジネスに大きなダメージがあります。

それぞれの会社で、実際にどの程度のダメージがあるのかというのを現在見極めている最中だと思いますし、先行きが見えてくれば決算の予想を修正という形で公開されてくると思いますが、まだまだ始まったばかりなので、そこまで至っていない会社が多いのではないかと思います。

そこで今回の記事では、決算の予想修正が出る前に、スマホのアプリの利用率のデータを分析することで、コロナウイルスの影響で伸びる業界、落ち込む業界、というのを明らかにしていきたいと思います。

Mobile in the Time of COVID-19

We looked at some trends we are seeing in the market looking across the 40,000 apps using Branch and found interesting insights.

利用しているのは、こちらにあるBranchという会社が提供しているデータです。対象となっているアプリは4万アプリです。


人生における大きな買い物: 「落ち込み」

初めに分かりやすい所から見てきましょう。

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グラフを見れば分かる通り、横軸が時間軸で、縦軸がアプリ利用率の変化率になります。グラフのグレーの部分がコロナウイルスの感染者数です。

コロナウイルスの感染感染者数が増えるにつれて、自動車、不動産、そして結婚の関連のアプリは、右肩下がりで落ちていることが分かります。

このように、人生における大きな買い物に関連するアプリというのは、このような異常事態においては後回しにされる傾向がある、ということではないでしょうか。


コミュニケーション: 「伸びる」

次にこちらも分かり易い例かとは思いますが、コミュニケーション関連を見ていきましょう。

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緑のグラフである動画チャットが極端に大きく伸びていることがよく分かるかと思います。これは、今まで実際に対面で会っていた人たちと、動画でコミュニケーションをすることになったということではないでしょうか。

次に赤色のローカルSNSですが、こちらも大きく伸びています。遠出をするのが難しくなったので、近所でのつながりがより密になっていると言えるのではないでしょうか。

続いてオレンジですが、ソーシャルゲームも大きく伸びています。移動時間が減ったことで余暇時間が増えたと言えるでしょう。

最後に青ですが、マッチングアプリも少し伸びています。推測できるのは、Social Distanceが続くことで孤独感が増して、出会いを求める人が増えている、という事かもしれませんね。


住まい関連: 「伸びる」

続いて住宅管理を見てみます。

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赤はオンラインでの食料品を注文するアプリ、いわゆるネットスーパーですが、こちらは大きく伸びています。

青は家のメンテナンス管理のアプリですが、コロナウイルスが出始めた頃に伸びて、直近では伸び率が緩やかになっているのが分かります。おそらく初期に、必要なものを手配するためにアプリの利用時間が増えたのではないでしょうか。

ここまでは皆さん想像がつきやすいものが多かったかもしれませんが、以下ではもう少し、他のカテゴリーも詳しく見ていきたいと思います。

この記事は、コロナウイルスが経済全体に与える影響を知りたい方、株式投資などをしていて特定の業界へのインパクトを詳しく見たい方、アプリの利用率などユーザーの行動変化に関心がある方に最適な内容になっています。


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