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【私見】2021年の株式市場と個別企業の決算の見通し

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今日の記事では、2021年の個別決算を見ていく上で注目すべき点を、少しマクロのトレンドを追いながら、おさらいしていきます。

2020年はコロナウイルスにより、色々な変化が起こった1年でした。企業の決算においても、大きくプラスになった会社もあれば、大きくマイナスになっている会社もありました。

今年も企業の決算分析の記事をたくさん書いていきますが、年始めなので、まずは全体のトレンドの話を書いてみようと思います。


ポイントその1: 2020年の株式市場のトレンド

はじめに、2020年の株式市場全体のトレンドを簡単におさらいしましょう。

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こちらのグラフは、S&P500の価格の推移になりますが、この記事を執筆している12月23日現在で、1年前と比べて約10%価格が上昇しています。

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次に、アメリカのナスダックのインデックスを見てみると、1年前と比べて約40%上昇しています。株式市場全体に比べて、新興株式市場の上昇が大きかった1年だと言えるでしょう。

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そして、日本の日経225を見てみると、1年前と比べて約15%の上昇になっています。

これらのトレンドで明らかに分かる通り、株式市場はコロナウイルスが拡大した直後に一度大きく落ち込んでいるものの、年間を通してみると、全体で2桁成長という非常に高い上昇率を誇った株高の1年だった、と言えるのではないでしょうか。


ポイントその2: 2020年の国別GDP成長率

次に国別のGDP成長率を見てみます。

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こちらのグラフは、2020年の第3四半期(7月から9月)のGDPの前年同期比成長率ですが、中国が+4.9パーセントとプラスに転じているのに対し、主要国では軒並みマイナスになっています。

韓国が-1.1%で健闘している以外は、アメリカが-2.9%、日本に至っては-5.7%と大きく地力が落ちているのが読み取れます。

以下では、なぜGDPがこんなに落ち込んでいるのに株式市場が好調だったのか、そして、2020年に決算が好調だった企業群とそうではない企業群を明らかにして、2021年の株式市場のトレンドや決算で注目すべき点などを取り上げてみたいと思います。

この記事は、2021年の株式市場のトレンドや決算で注目すべき企業を知りたいという方、経済面でコロナの影響がどのくらい続くのかを知りたい方に、最適な内容となっています。

なるべく客観的なデータに基づいて論証を構成していきますが、この記事の内容はあくまで私の個人的な意見であり、将来予測に関しては当然ながら保証できるものではありませんので、その点をご理解いただければ幸いです。


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・ポイントその3: なぜGDPが落ちて株高になったのか?
・ポイントその4: コロナ禍で決算が好調だった企業群と苦戦した企業群
・ポイントその5: 2021年の株式市場のトレンドはどうなりそうか?
・ポイントその6: 2021年の決算で注目すべき点は?

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