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ZOZOTOWNは、プライベートブランドへの投資資金をどのように捻出するのか?

今日のnoteでは、ZOZOTOWNを提供するスタートトゥデイの決算を見ていきたいと思います。

「ツケ払い」や「送料無料」などユニークな施策をどんどん打っているスタートトゥデイですが、中でも今最も注目を集めているのが、今後開始するとされている「プライベートブランド」に関してでしょう。

今日のnoteでは、プライベートブランドを展開していくにあたって、どのような資金繰りのパターンがあるのかを考察してみたいと思います。

まずは200717年2017年7月から9月期の決算の概要を見ていきましょう。


商品取扱高は前年同期比+35%の600億円超えとなりました。

売上は前年同期+31.3%の212億円となりました。以前のnoteでも書きましたが、テイクレートが非常に高いのが特徴的です。

営業利益は前年同期比+4.9%の約59億円となってます。

ここまでの数字を見る限り、今回の四半期はこれまでと同様に高い成長率を見せ、収益性も抜群と言うことができるでしょう。

年間の連結業績予想は全ての指標で前年同期比+20%〜30%の成長を見込んでおり、まさにこの上ない見本のような成長をしている会社だと言えるでしょう。


プライベートブランドの新情報

以前からアナウンスがあったプライベートブランドに関してですが、今回の決算発表で少し追加の情報が発表されたようです。詳しくは以下のビデオご覧ください。

*STARTTODAY IR チャンネル「2018年3月期第2四半期決算発表 アナリスト向け決算説明会」

全ての詳細が書かれているわけではありませんが、少しずつベールが明らかになりつつあるという印象でしょうか。


プライベートブランドへ既に行った投資

ビデオの35分あたりのところに、既に以下のような投資を行ったとの発表がありました。

・機械設備へ約9億円
・海外法人(アメリカ・ドイツ)の資本金へ約2億円

今回の四半期で約11億円の投資を行ったということになりますが、当然これからプライベートブランドを本格展開する上でさらなる投資が行われることは間違いありません。

プライベートブランドはこれまでのZOZOTOWNの事業とは異なり、自社で生産製造を行い、マーケティングを行っていくという点で既存のZOZOTOWNの事業と比べてより大きな投資が必要になるという見方もできるでしょう。

今日のnoteではスタートトゥデイの財務状況を詳しく見て、「今後プライベートブランドに対して投資をしていくのであれば、どのようなシナリオがあり得るのか?」というのを考察してみたいと思います。

対象としては初級から中級の内容になります。新規事業を担当されている方、あるいは自らスタートアップを起業されている方や今後される方にとってはキャッシュフローのマネジメントという点で役に立つ内容になるかと思います。


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