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Google・Facebookの経営陣になるといくら位の報酬がもらえるのか?

日本では、ソフトバンクがニケッシュCOOに165億円もの報酬を払ったということが話題になりましたが、シリコンバレーの上場企業の経営陣としては、これは、「高額な方ではあるが、そこまで異常値ではない」、という話です。

起業家(創業者)が成功すると大きな富を手にするという話は良く聞きますが、シリコンバレーが凄いのは、(起業家経験のない)サラリーマン経営者でも同等のアメリカンドリームが手に入る可能性がある、という点です。


Google CEOの2015年の報酬は100億円超え

Google CEO was paid $100 million last year. Casual.」という記事にある通り、

The Google CEO received $100.5 million in total compensation for 2015.

とのことです。Googleは昨年、持株会社Alphabetに移行し、GoogleはAlphabetの子会社になりました。その子会社GoogleのCEOに任命されたのが、スンダー・ピチャイ。彼の2015年の報酬が$100m(100億円)を超えていたという話です。

スンダー・ピチャイは、Googleの創業者でもなければ初期社員でもなく、言わば「サラリーマンCEO」です。孫さんが「「後継者には100億円を」 孫氏が語る世界の常識」で、

自分で発明しなくてもいいと、一緒についてこいと。そのかわり命はないかもしらんと。付いてくるならあげましょう100億円と(笑)
そしたら、自分でつくり上げるだけの才覚なくたって、それじゃもう行こうかと。この際、突撃だと。城一つ、俺も欲しいと。それはうちは日本では珍しいかもしれない、シリコンバレーでは当たり前なんだよ。

と言っていたように、サラリーマンCEOでも100億円くらい稼げるというのは、夢がありますね!

「■■社長の報酬は●億円」というようなスキャンダラスな記事はあまり書きたくないのですが、せっかくの機会なので、勉強を兼ねて、シリコンバレーのトップ企業の経営陣になると、どのくらいの報酬が貰えるのか、詳しく見てみたいと思います。

実際「Google・Facebookクラスの会社のCEO・社長になる!」というのは、あまり現実的でないと感じる人も多いかと思いますが、Google・Facebookクラスの会社の「経営陣」になる、というのは、十分あり得る話です。CEO・社長と違って「経営陣」というのは数年ごとに入れ替わりますし、自ら起業せずに就任するパターンも多くあります。

実際、Google・Facebookクラスの会社の「経営陣」になった場合に、いくらくらい報酬がもらえるのか?というのを詳しく見てみます。上場企業で働いる方は、皆さんの会社の「役員」の方の報酬と比較してみてください。


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・Alphabet(Google)の経営陣への報酬額
・Facebookの経営陣への報酬額
・経営陣への報酬は4種類に大分できる
・余談: 創業者はなぜ「年俸$1」なのか?
・まとめ

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