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GMOとSBIから読み解く仮想通貨業界の今後 - 後編: マイニングビジネス

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GMOとSBIの決算から仮想通貨の市場トレンドを学ぶ記事の後編になります。前編をまだご覧になっていない方は、ぜひこちらからご覧になってください。

GMOとSBIから読み解く仮想通貨業界の今後 - 前編: 取引所ビジネス
前編では「取引所ビジネス」を詳しく取り上げましたので、今回の後編では「マイニングビジネス」について考察してみたいと思います。

GMO Internet 2018年12月期 第2四半期決算説明会
2019年3月期第1四半期 SBIホールディングス株式会社 決算説明会

今回はSBIから先に見ていきたいと思います。


SBI: 仮想通貨マイニング事業

SBIはビットコインキャッシュを中心にマイニングを行うことをすでに発表しています。現在ビットコインキャッシュのSBIの採掘シェアは4.3%となっており、最終的には30%程度のマーケットシェアを獲得したいと書かれています。

また、2019年を目処にGMOのように自社専用のマイニング用チップを開発し、外販も併せて行っていくプランも公開されました。

さらに、アメリカのテキサス州で風力発電の余力電力を買い取り、安価に仮想通貨マイニングを行うLanciun社へ30%程度出資を行い、風力発電によるマイニングを間接的に開始しています。

加えて、今後はモンゴルでの風力発電による仮想通貨マイニングも検討しているという発表がなされています。


GMO: 仮想通貨マイニング事業

続いてGMOの仮想通貨マイニング事業を見ていきます。

こちらに記載されている通り、2018年の4月から6月の四半期で売上は11.7億円と大きく成長していますが、想定外に赤字になっています。

GMOはこれまで仮想通貨マイニング事業にかなり積極的に投資を行ってきており、2018年度の計画としては380億円も投資するという計画でしたが、このスライドに書かれている通り少し方針転換がありそうです。

以下ではGMOの仮想通貨マイニング事業が赤字になってしまった理由、そして方針変更の背景にある市場環境、さらに仮想通貨マイニング事業が収益を生み出す事業になるために必要な外部要因について考察してみたいと思います。

この記事は仮想通貨に興味がある方、仮想通貨事業を営んでいる方、マイニングビジネスに携わっている方、仮想通貨関連のFinTech事業を行っている方に役立つ内容になっています。


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・GMOの仮想通貨マイニング事業が赤字になった理由
・GMOの仮想通貨マイニング事業の「方針変更」とは?
・仮想通貨マイニング事業が収益事業になるための外部要因

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